10May
ごみ屋敷の臭いが我慢できません。特に夏はどうしようもないですね。
そもそも、何故臭いは発生するのか。
また、何故夏は激しくなるのか。
そして、その対処法を整理してみました。
まず、認識しないといけない事実があります。
”臭いの元となっているのは『雑菌』”です!
まずは生ゴミ・排水溝の臭いを防ぐことから始めましょう。
雑菌が繁殖しやすくなる条件は湿気(水気)と、ある程度の温度。
そのため梅雨から夏にかけてニオイが発生しやすくなるのです。
濡れたゴミは完全に水を切ってから捨てましょう。
調理後に出た生ゴミなど濡れてしまっているものは三角コーナーやそれに代わるもので水気をよく切ってからゴミ箱に入れることで水分を減らすことは可能です。
“新聞紙を八つ切りにしたものを用意”
生ごみを包んで捨てると臭いを吸収してくれるんだそうです。
これは食器棚に敷いたりして応用もできます。
もちろん、新聞紙以外の綺麗なデザインのものでも結構です。
その他の具体的な対策方法を幾つかご案内します。
その1)酢で対策
・道具:酢、キッチンペーパー
【STEP1】酢を水で薄める
コップなどに酢を入れ、水で2倍くらいに薄めます。薄めても効果は充分にあります。
※大さじ3杯くらいの量でキッチンペーパー2枚位の全体が濡れるくらいで充分です。
【STEP2】ゴミ袋の底にキッチンペーパーを敷く
ゴミ袋の底にキッチンペーパーを2枚くらい敷きます。
※なるべくゴミ袋の底全体に広げましょう。
【STEP3】酢を染み込ませる
STEP1で用意した水で薄めた酢を染み込ませます。これで終わりです。
夏場に1週間ほど同じゴミ袋のままにしてましたが大丈夫でした。
生ゴミなどから出た汁がゴミ袋の底にたまり、それが一番臭いのもとになります。
酢が染み込んだキッチンペーパーがゴミから出た汁を吸い、酢で中和する仕組みです。酢は身近にある比較的弱い酸性の物で、人体にも害がないので非常に便利な方法です。
その2)クエン酸で対策
・道具:クエン酸、キッチンペーパー
酢のにおいが苦手な場合は、クエン酸を使っても宜しいです。
クエン酸水の作り方は以下。
クエン酸小さじ1を水200mlでよく溶かしスプレー容器で保管します。
使う前によく振ってください。
その3)捨てる前に水気を減らす作戦です。
生ゴミの水分をできるだけ減らしてから捨てましょう。
臭いの元となる雑菌の繁殖には適度な水分が必要なので、その水分を減らしてやれば雑菌が減って臭いも抑えられます。
その4)重曹を利用します。
生ゴミ入れのゴミが臭いだしたときは、上から重曹を振りかけてみましょう。
食べものが傷んで出てくる臭い物質は酸性のことが多いので、重曹のアルカリで中和されて臭いが軽くなります。
また、重曹が水気を吸うこと、pHが上がる(アルカリ側に傾く)ことで臭いの一因である雑菌の繁殖スピードが落ちる効果も期待できます。
生ゴミ入れにポリ袋をセットするとき、底にあらかじめ重曹をひとつかみ程度入れておくのも効果的です。多少の水気なら重曹が吸いとってくれます。
その5)エタノールを利用します。
エタノールでゴミ箱を手入れするとカビや雑菌が減り、臭い予防に役立ちます。
消毒用エタノールや掃除用のアルコール製剤などを布にスプレーし、ゴミ入れの内部やフタ、持ち手などを拭きます。
掃除用のアルコール製剤は消毒用のものよりエタノール濃度が低いことが多いので、スプレーしたあとは水気が残らないようきちんと拭きとっておきましょう。
水気を残すと却って雑菌を増やしてしまいます。
エタノールに精油を混ぜると香りも楽しめます。
抗菌作用があるとされるティートゥリー、ユーカリ、ミント、ラベンダーなどがおすすめです。精油を混ぜるときはスプレー容器に耐油性があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
その6)追求するなら生ゴミを冷凍する方法もあります。
生ゴミと言っても数分前までは食材だったもの。
家の環境でどうしてもキッチンが高温多湿になってしまう場合は調理が終わって水を切ったゴミをビニール袋に入れて、
ゴミの収集日まで冷凍しておくという方法もあります。
結局、家庭でもできることなのですが、ついつい面倒で疎かにしていることばかりですね。
慣れもあります。
年がら年中というわけではありません。
頑張って、夏の臭いを克服しましょう!