9May
ごみ屋敷で火事が多発しています。その原因はどこにあるのでしょうか?
もちろん不用心なのはわかります。
しかし、そのメカニズムをおさえておくことと、抑止・防止することは大事ではないでしょうか?
そもそも、何故、周辺の住民や行政が気をもんでいないといけないのか根本的な原因解決は必要ですが、季節がら待ちだけではなく積極的な対策も重要です。
夏は蚊取り線香が大敵です。
何故ならゴミ屋敷ですから自然と蚊の発生も多く、さらに家主だけではなく周辺住民もデング熱の媒介、伝染など火事以外の問題も重大です。
冬や年を通じての敵は線香と寝煙草です。
パラリとおちた灰や火の粉、普通の家・部屋であれば自然と消え、事なきをえるところもゴミが散乱しているとそうはゆきません。そのまま発火です。
ゴミの中に何があるのか?
これで危険性もかわります。
まず、電気系のガラクタ、生きている電灯やプラグなど通電してしまったり濡れたりしたときにショート現象がおこるとこれは一発ですね。
また、ストーブの燃料タンクの底に少し油が残っている。
これが流れ出たり漏れたりし揮発したらこれも危険すぎることお解り頂けると思います。
生ゴミの場合は自然発酵がおこります。
ここに引火したらこれも火種ではなく、さらに大きな爆発をおこす可能性もあります。
しかし、一番危険な原因は何か?
これはゴミ屋敷にかぎらず古今東西「放火」なのです。
これとゴミ屋敷の因果もこじ付けではなく想像できます。
怒りや、偏見、見下しなど、人はゴミ屋敷にたいし軽くあしらうような心持になりがちではないでしょうか。もちろんその家主・住民に対しても家、所持品ではなく、ゴミ捨て場、場末とでも思う。
そこに酔いやある種の気楽な行為などがありますと煙草のポイ捨てが起らないか。もっと云いますと確信犯で火をつけてやれと云う気持ちが起らないとも限りません。
二次的な問題として善良ないち市民を犯罪にかりたて犯罪者を生む温床となってしまう、これも別次元のことが発生します。
このように「百害あって一利なし」何としても撲滅しないといけません。